「他人と比べて××」の闇

こんにちは。土谷愛です。


今日は
「強みを見つけたい」と思うなら、
これだけは覚えておいて損はないはず…!

・・・な、学びになる話を
10分で読めるコラム形式で
久々にがっつりシェアしようと思います。



いやぁ今日はねーー、
なかなか根深いお話なので、
できれば上からじっくり読んでもらえると
嬉しいですね。


そのほうがきっと深くまで
印象に残る話だと思う。



今日はあえて結論から話さないので
「自分、当てはまるかな…?」と考えながら
ぜひ読み進めてみてください。



ではどうぞ!

目次

「強み」=人より秀でていて仕事に活きるという大誤解

実は最近、著書をきっかけに
初めて出会うお客様が多いからなのか、

「強みを見つけたい(見つからない)!」

とご相談いただく機会が
以前よりものすごーーーく増えている…
のです。


ひょっとすると、
ここまで読んでくれているあなたも
その一人かもしれません。


で。


・・・ちなみに「仕事に活きる」ってのは
【直接的に職業・商品になる】なんて意味も
含まれているような気がします。


例:「絵が上手い」と褒められる

「でも画家や本業イラストレーターになれる
レベルじゃないんで、私の画力なんて
ダメです!それじゃ無意味です!」

みたいな謙遜が発生するという。

(共感・・・します?)


でね。


この「強み」のイメージって、
聞けば聞くほどわたしは
うわああああ昔のわたしが抱いてたイメージ
そのものやん・・・わかる・・わかるわ・・・

って首がもげるほど頷いてしまうんですよ。。
(急な関西弁)


たとえば、その証拠に
社会人2年目くらいのとき
上司との会議後、同じチームの先輩と雑談中
わたしはなかなかにヤバい会話を繰り広げてしまってました。

↓↓↓

ーーーーーーーーーーーー

愛:●●課長の話、今日も長かったですね…笑



先輩:いやー愛さんは聞き上手やねぇ。
すごいわ。(先輩は関西人)



愛:いやいや〜。そんなことないです。

(心の声1:「聞くの上手」とか言われて
も、プロのカウンセラーになれるほどスキル
があるわけじゃないし、こんなのは仕事に
できないレベル。

なんかお世辞で褒められても、
1円にもならないわけで。
意味ないお…)



先輩:そんなことあるよ!愛さんみたいな
タイプなかなかおらんもん。

さっき●●課長も気持ちよさそに
喋ってたわー。
おかげで会議長引くけど。笑



愛:いやいやw
わたし、基本言いたいこともなくて、黙って
聞いてるだけですし。隣のチームのY子さん
のほうが聞き上手だし褒め上手だなって
思いますよ〜。


(心の声2:私よりゴマスリ上手なY子さんと
同じチームの方が課長も喜ぶだろうに。。
むしろ、貧乏くじで可愛くない部下
引いちゃったって思われてそう)


(心の声3:あ〜そんなことより、
明日起きたらわたしも林修先生ばりに
急にめっちゃ喋れるようになってたらいいな
…ため息)

ーーーーーーーーーーーー


ってなことをよく喋りながら、
心の底で思っておりました。


←いや、心の声、どんだけ卑屈だよ!!!
というのは置いておかせてください。笑


(あとY子さんと●●上司と先輩、本当にごめんなさい)
今振り返れば超ツッコミどころあるものの
当時はめちゃくちゃ真剣に考えていたのでね…。


そんなわけで、
昔のわたしほど卑屈にではなくとも笑、

それでもやっぱり多くの方は、
これに近い感じで

【強み=人より秀でていて仕事に活きるもの】

と捉えている気がします。

9割の人が「就活の自己分析」で犯してきた間違い?!

でもこのイメージができたのって、
…そもそもなんでなんだろ?

と考えてたんです。

これ、言われてみると不思議じゃないです?



もちろん生まれた時からじゃないしな。。

かと言って、とくに教科書や辞書で
しっかり学んだわけでもないし。。



…となると、

「明言はされてないけど、いつの間にか
 強み=競争×仕事ってイメージになった」


ってことだよな…?



ここまで考えると、
おそらくあなたもピンとくるはずです。


今まで、学校や家庭や、成功者の本で、

「勉強頑張っていい成績取れ」
「受験頑張っていい大学行け」
「いい仕事(大企業とか)に就け」

というふうに
わたしたちが言われてきたことで、

「他人と競争して勝つ」とか
「世間的にいい仕事に就くのが幸せ」って
価値観ができあがったんじゃないかな。

ってことに。


・・・しかも、


そんな「価値観の教育が起こっていること」に
自分でも気づかないうちに

きっとあなたには、
初めて自分の「強み」を真剣に考える機会が
やって来たことでしょう。


そう。


それが、就活の「自己分析」です。



だけど、
このときにあなたが出会う「自己分析」は、

・自己分析=就職活動のためにするもの
・強み=面接で受かるためのPRポイント


ほっとんどこんな感じなはず。



だって、学生の実態として、
「就活=企業に入ること」が大前提だし
そのために「就活のための自己分析」を
教わりに行くからです。



就職課の人も、就職予備校の先生も、
エージェントなど人材系の事業者も、本も。

全部「就活のための自己分析」を教える場所ですよね。

(※これらが悪!とかじゃなく、そういう
目的の場所だから当然です、もちろん)


だからまず、ここで、

「自己分析=仕事に活かすもの」

っていうイメージがガツンとできあがる。


しかもね。やっかいなのが、
ほどんどの方の新卒の就職活動って、

「自分の適職に就くための就活」ではなく
「世間体が良い企業に入る就活」を頑張る人が
多いんですよね。
(わたしもそうでした)



でもそれも当たり前で、
今まで、中学→高校→専門や大学…って
親や先生の示してくれたレールだけを見て
基本そのレールを真面目に歩いてきた人が、

20歳そこそこで突然
「あんた、人生どうしたいの?」
みたいなことをポン、と聞かれても


「…え?」
ってなりますよね。


「あれ、この先もレール教えてくれるん
じゃないの?ただその中から
選ぶんじゃないの?」

って。


そもそもここまでの時点で、

「自分はどうしたいのか?」
「自分って、何が好きなんだっけ?」
「自分にとっての幸せとは?」
なんて考える機会が少なすぎるので、


ここでもまた
「他人の敷いたレール欲しいよう!!」って
安心感を覚えて、求めてしまうんです。


「えっと…先生が公務員は安定!って
言ってたな…公務員を検索、と」

「親が手に職つけろ!って言うし…
何かの専門学校に入るか、資格調べようかな…?」

「周りの友達はメガバンや商社受けるんだ…
じゃ、じゃあ一応エントリーしておこう…」

みたいな感じ。
(実体験がかなり混ざっています。汗)



・・・じゃ、そうなると、
次はどうなると思います?
(皆さんはどうなりました?)


そう。
みんな基本的に同じこと考えるんですね。


「とりあえず周りと同じレールに乗れば
 安心だよね!」

って。


んで、その結果、今度は、
当然また「他人との競争」が始まります。



だって

・「公務員になりたい人」が多い
→その中で上位の点数を取らないといけない

・「大手企業に入りたい人」が多い
→その中で突出した経験やスキルをアピール
しないと目立てない

みたいな構造ですから。



そうやって

「世間的に正解とされる企業」に
こぞって人が集まれば集まるほど、

もちろん、その企業側だって
「よ〜し全員採用!」ともいかないので、


じゃあ
「上から順に採用せざるを得ないね」
ってなるわけです。



しかも、そんだけ応募者がいるんで、
「全員とじっくり話す時間」もないので
「ざっと書類だけ見てゴメンナサイ」も
やむなく発生してしまう。


そして、履歴書の足切りや、求めるスキルの
高い人が受かりやすくなったりする。と。


…何を隠そう、就活100社落ちのわたしが
今こんな現実を語ってるわけなので、

あの頃を思い出して胸がぎゅっとなりながら、
頑張ってパソコンを叩いていますよ…。



で、ちょっと話を戻すと、

こうして「他人との競争」が激化した結果、
次は一体どうなるか?というと。


もう、どんどん、どんどん、


「人より秀でた部分(=競争に勝てる強み)
がないと自分はダメ!!!」

←この思い込みが日本中に爆誕する…


というからくりなんですね。



これが冒頭で話したような、

【強み
=人より秀でていて仕事に活きるもの】

と誤解してる人が多い理由でした。



うーん。
悲しいけれども。これが現実だと思う。

あれ、あなた、なんで採用されたの?

ただね。

え?!じゃあ絶望して終わるんかい!
…というと、そんなことはないのです。


実はここからが本題で、
むしろここからはめっちゃ希望が湧く話。
(だと思って伝えている)


こんな”からくり”を踏まえてもらって、
わたしからあなたに本当に伝えたいこと。



ここまでの流れから、
今のあなたが持ってしまった
「強み」のイメージに対して、

わたしが著書や講座でお伝えしてる
「強みって何?」の定義は、
まったくと言っていいほど違うものです。



わたしの「強み」の説明は、

【 強み = 目的達成に使える特徴 】

です。


ん?

就活の自己分析で散々やってきた、
「他人と比べて秀でている点」はどこへ?
「仕事になること」はどこへ???
・・・ってなると思うんですが。

ちゃーーんと理由があるので
閉じずに聞いてくださいね。



まず「競争」と定義に入れてない理由は、
「他人との競争」が必要か否かは
そのときの目的によるから。
(=必ずしも競争が必要じゃないから)
です。


たとえば。


企業へ就職や転職をするにしても、
さっきの例みたいに
「みんなが入りたがるメガバンクに!」って
思う場合は、当然ライバル候補者が多い。
だから「競争」に巻き込まれます。


すると、「競争に勝てる部分」を
見つける必要は出てきます。
(抜け道もあるんですけども、
また別の機会で)


でも・・・


一方で、
「有名企業とかじゃないけど、自分には
合いそうだなぁ」と感じた
競争率の低い地元の中小企業に入りたい場合は?


おそらく、
メガバンクで求められるような
「他人との競争」って
そんなに発生しないんですよね。

(そもそも競争相手がほぼいないor少ない)



だけど、もしここで、
「強み=世間の人(誰?)より
秀でてないと!」
ってムダに思い込んでしまっていたら、

「うーん自分には強みなんてないし」って、
その地元の会社を受ける勇気すら
生まれないかもしれない…。


・・・え、これ、
超もったいなくないですか?><



そもそも、
面接で絶対的に伝えるべきことは

「自分の培ってきた”経験”や”知識”が
 その会社にどう役立つか」


であり、そこに一旦、「他人」の話は
関係ありません。

あなたと、会社の間の話なので。


もちろんそれを伝えるにあたって、
「他人より秀でている点」があれば、
客観的な評価に繋がりやすくなります。


だけど、
「一番大事なこと」ではないんです。


「あなたが他人よりどう優れてるか」の前に
「あなたが会社にどう貢献してくれるか」。

←これを見つけて伝えることの方が
100倍大事だ、ってことです。




だって、ですよ。

今、脳内で、あなたがこれまでに
働いてきた会社を思い出してみてください。


その会社って、世の中の会社って、
才能バリバリのNo.1プレイヤーばかりで
成り立っていましたか?


あなたの隣の同僚も、その隣の同僚も、
昨日入ってきたばかりの新人の子も、
みんな自分より圧倒的に秀でていましたか?


・・・実はそんなこと、
なかったんじゃないでしょうか?


というか、仮に、
「いや全員優秀だった!」と思ったとしても
じゃあ、あなたは「その人たちより全然
秀でていないのに採用された」のでしょうか?



そこにあるのは、

「(あなたの思う)強みがなくても、企業は
あなたを採用すると判断した」
という揺るがない事実なんですよね。




そう考えると

「人より突出した才能やスキル」って
実は一番大事じゃないのかも。


と思いませんか?




ほとんどの企業は、

・何かで1番をとれる人
・突出してなくとも平均的に取り組める人
・人が嫌がる仕事を引き受けられる人
・人を引っ張るリーダーシップ抜群の人
・逆に人をサポートするのが好きな人

など、ほんと色んな人で
構成されてるのです。

だから、

自分はどのタイプなのかを知って、
「それでどうやって会社の役に立てるのか」


を、まずは見つければいいんですよね。

転職も副業も恋愛も(!)丸ごと理想を手に入れる「本当の強み」の見つけ方

最後に、
これは転職だけの話じゃなくて、
副業や起業にしたって同じです。


たしかに、ビジネスでも、
「競合より秀でていること」を見つけたら
「差別化」という加点要素にはなります。


でも、それは「一番大事なこと」じゃない。


まず見つけるべきは
「自分(自社)が持っている資源が
お客様にどう役立つか」なんですね。


たとえば、あなたがお客様として、
オンラインスクールを色々検討してるのに、

「うちは他社より広大な土地持ってましてね」
「うちは業界の先駆者で歴史があります!」

と言われても、、、


「いや、オンラインで学ぶんだし、
別に土地なんぞ求めてないよ…」

「いや、歴史っていうか、私の知りたいこと
が学べるかが大事なんだよ…」
ってなりますよね。


このように、的外れな「強み」は
何の意味もありません。

(というか、わたしの定義だと、これは別に
強みではありません)


・・・そろそろ、
これまでの例も含めて考えると、

あぁ。わたしたちは、本当は
「競争」が必要な場面ばかりじゃないんだ。

ってことに気づいた方、
多いのではないでしょうか?



そして、ハタと思うんです。


あれ、わたし、なんで
いつもこんなに他人と比べてたんだっけ?

って。



ま、そんなことを考えてもらえたらと
今日はコラム形式で丁寧めに書いてみました。

まとめ:強みを理解することで起こる変化

長くなったので、
最後に今日の話をまとめますね。


「強み=人より秀でて仕事に活きるもの」

って思い込みをずっと抱きしめてるのは
わたしからすると、本当にもったいない。


そうじゃなくて、

「強み=目的達成に有利に働く特徴」

このメガネをゲットして
自分のことを見てみてほしいなと
思っています。



今までと同じ「自分」を生きてるのに、
自分の活かし方、いいところ、たっくさん
日常生活の中で見えるようになるからです。


しかも、これはおまけ的に話すけど、
仕事だけじゃなくて・・・

わたしの「強み論」を習得して
プライベートでも変化があった方、
実はめっちゃ多いです。



たとえば恋愛でも。


数年ぶりに気になる人ができた!
わーーお近づきになりたい!って時、


「でもわたし、彼の周りの女の子より可愛く
ないしな…無理か…諦めよ…」
ってシュンとするより

「わたしは愛嬌を武器に彼を癒すんだ!!」
と思えたり、
「わたしはトーク力で彼を楽しませる!!」
と思えたほうが


彼との距離って絶対に縮めやすいこと
想像つきますよね?



もちろんその上で
「可愛くなる努力」もしていいと思うけど、

まずは、「自分が彼にできること」に
ちゃんと目を向けるのが大事よね。



ってお話でした。




最後はなぜか恋愛の話でしたが。笑
こんな効果もあるのよということで。


…今思ったけど、
今日6,000字超えてる。

だけど皆さんに
本当に伝えたいことだったので
気合い入れて書きました…!









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この記事を書いた人

人見知りで大人しく、どんくさい性格が
子どものころからの強いコンプレックス。

そんな自分を変えたくて営業マンになるも、
毎日上司に怒鳴られ「辞めたい」と悩む日々。

しかし、24歳のときひょんなことから
「自分の強み」に気づき
売上ビリから一躍トップセールスに。

27歳で退職し「売れる強みの見つけ方」を
ブログで発信すると、口コミで評判が広まり
2021年に書籍化されて1万部超の大ヒット。

「強みを活かして自信あふれる大人を増やす」を
モットーに、講座運営や情報発信に力を注ぐ。

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