自己分析が苦手な人が陥りがちなこと

こんにちは、土谷愛です。


先日、
著書『自分を知る練習』の読者さまから

「愛さんが、自己分析で
 気をつけていることはありますか?」

という質問をいただきました。


今日はこちらにお答えします。

目次

自己分析に必要なたった1つのこと


結論から言うと、わたしは

主観を取り除いて、
自分の「特徴」をただ見つめる


ここにとても気をつけています。



なぜなら、
自己分析で大切なのは

「客観的に自分を見て、
 現状をただ把握すること」


だからです。


実は、そこに「主観」は必要ありません。




たとえば、
お医者さんをイメージしてみてください。


熱が出てお医者さんに行ったとき、
お医者さんはあなたに色々聞きますよね。

・頭痛はありますか?
・のどは痛いですか?
・せきは出ますか?
・お腹は痛いですか?

と、熱の原因を探ります。
聞き出した今の体の特徴から原因を見つけ、
症状に合ったお薬を処方してくれます。


このときお医者さんは、
頭が痛いことやのどが痛いことが
良いか悪いか?を判断しているのでは
ありません。


ただ体の特徴を見ているだけ。


そしてあなたの体がどのような状態かを
知ろうとしているだけです。




自己分析も同じ。


「自分にはどんな特徴があるか」を知るのが
自己分析の目的なんです。


その特徴が良いか悪いかを
判断するものではありません。




良いか悪いかを判断してしまうのは
「主観に偏っているから」なんですね。





ですので、わたしが自己分析をする際は

主観を取り除いて、
「とにかく客観的に自分を見る」


ということを心がけています。

自分を客観視するためにやること

せっかくなので、

自分を客観視するために
わたしが何を実践しているのか?を
ご紹介します。



わたしが具体的に実践していることは、

自分の「特徴」がわかったとき
長所になるパターンと短所になるパターンを
紙に【必ず両方】書き出すこと



です。


どちらかに偏っている状態は、
「客観的である」とは言えません。




たとえば
何かうまくいかなかった時、

「わたしってダメだなぁ…」と
つい思ってしまう瞬間は、
実はわたしにも当たり前にあります。


たとえば、

「喋るのが遅すぎて、商談中に
言いたいことを言い切れなかった」

「人見知りすぎて、せっかくの食事会で
気になる人に声がかけられなかった」

「面倒くさがりで、
今日も掃除をサボってしまった」

などなど。
(書いてて悲しくなりますね…笑)

でも、今書いたような3つ

・喋るのが遅い→話しきれない
・人見知り→声がかけられない
・面倒くさがり→掃除をサボる

これは、わたしの特徴が
「短所」になる使い方ばかりに
目線がいっている状態なんですよね。




これはこれでOKとして、

ただもう一つ、その同じ「特徴」が
「長所」になる使い方も併せて
書いてみるのがすっごく大事なのです。



そのために、
わたしが普段よく使っている口癖は
「逆に言えば」「だからこそ」。





たとえば、実際にやってみると…

・喋るのが遅い
 →だからこそ、安心感を与えられる

・人見知り
 →逆に言えば、既存の人脈は大事にする
  (深くて濃い関係の人が多い)


・面倒くさがり
 →だからこそ、効率的な掃除法を思いつく

こんな感じになります。



このように、自分の「特徴」を
どう使えば「長所」になるのか?

いつも考えておくことで、

自己否定を引きずりすぎることなく
自分を活かしていけるようになります。



ちなみに、とくに大事なポイントは、

十分に慣れるまでは【頭の中】ではなく
【紙に書き出すこと】です。




自分の脳内というのは、
どうしても「主観」に偏りやすいもの。



いったん自分の脳みそから取り出し、
紙に書いて物理的な距離をとることで
より客観視できる効果がありますよ^^

短所を長所に変換するコツ

とは言っても、それでも、
「長所への変換」になかなか慣れておらず、
難しい!と感じる方もいるかもしれません。



そんなときは、
この方法もぜひ試してみてください。


それは、

自分の大切な友達が
その短所に悩んでいたら
なんて声をかけるか?


こう考えてみることです。



「自分のこと」は主観に偏ってしまいますが
「他人のこと」だと仮定すれば、
急に客観的なアドバイスや意見が出しやすく
なるものです。

(自分の恋愛は悩んでいても、
他人の恋愛相談には乗れる…みたいなこと、
結構ありますよね?笑)


また、これは上級編かもしれませんが

今お伝えしたような
ネガティブ→ポジティブだけでなく、

実は、わたしはポジティブ→ネガティブと、
あえてネガティブに考えてみるようにも
しています。



たとえば
「自分は直感で動けるタイプ」
とポジティブに思っているなら、

「逆に言えば、
 論理を飛ばして失敗しやすい
 …とも言えるな」

と、あえてネガティブに考えます。


こうしてネガティブな面も知っていることで

「物事を始めるときは、
 慎重な人に相談しよう」
と、失敗を防ぐ対策を取れるからです。


いかがだったでしょうか?



今日お伝えした

主観を取り除いて、
自分の「特徴」をただ見つめる


ぜひここに気をつけて
自己分析してみてくださいね。

自己分析はポジティブ探しではない

そして、最後にお伝えしたい
大切なことがあります。


それは、
自己分析は、人生を前に進めてくれるツール
だということ。


今日お話ししたように、

ポジティブな特徴もネガティブな特徴も
両方を知っていることで、

いつも適した特徴を使えるようになり
あなたの人生はどんどん前に進みます。


得意なことや持っている知識・スキル
などの強みを活かして前進できるのは
もちろんですが、

苦手なことを知っていれば、
弱みが発動する場面を回避したり、
対策を取ることでダメージを
少なくできます。




ダメージが少なければ、大きく落ち込んだり
後ろに戻ったりすることなく、
また進み始められますよね。



もしかしたら世間的には、

自己分析
=ポジティブなところを見つけるもの


というイメージが強いのかもしれません。
(あなたもそうかもしれません)



でも、それも当然で、

多くの人にとって
自己分析に出会うのは就職活動のとき。


そのときには、
「良い会社に入るための自己分析」を
してしまっている人も多いはずなんです。


会社に入るために、
自分の良いところばかりを見つけよう!
と考えている状態ではありませんでしたか?



そして、
それが自己分析だ!と思っているので

自己分析=ポジティブな特徴を見つけるもの

というイメージが出来上がります。


しかも就職活動は他の人との競争。
他の人より秀でた強みを見つけることに
必死になります。


「ポジティブで、誰よりも優れたもの」を
見つけるのが自己分析だと思っているので、
それがなかなか見つからず

「わたしには強みがありません…」と
なってしまう人が多いのかなと思います。


しかし、今日お話ししたように、
自己分析はポジティブなところだけを
無理やり探すものではありません。


自分のポジティブな特徴も
ネガティブな特徴も把握して、
今後の人生に活かしていくものです。



お医者さんのように自分を外から客観的に
見て、自分の現状を把握していきましょう。


わたしたちは日々変化しています。

1週間前までできなかったことが
できるようになったり。

半年前とは好きな音楽が変わっていたり。



ですので、
自己分析は一度やったら終わりではなく、
そのときの自分を把握するために
ずっと続けていくものです。


「今の自分はどんな状況かな?」
と、自分観察を楽しみながら
自己分析を続けていってくださいね!

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この記事を書いた人

人見知りで大人しく、どんくさい性格が
子どものころからの強いコンプレックス。

そんな自分を変えたくて営業マンになるも、
毎日上司に怒鳴られ「辞めたい」と悩む日々。

しかし、24歳のときひょんなことから
「自分の強み」に気づき
売上ビリから一躍トップセールスに。

27歳で退職し「売れる強みの見つけ方」を
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2021年に書籍化されて1万部超の大ヒット。

「強みを活かして自信あふれる大人を増やす」を
モットーに、講座運営や情報発信に力を注ぐ。

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