上司の教え方が合わないと感じている人へ。教え方が上手い人と下手な人の違いからわかる効率的な学び方のコツ

100人に一人の逸材になる方法!?

こんにちは、土谷愛です。

今日は、新しいことを学ぶときに誰から何を学ぶべきなのか?という話をします。

ぶっちゃけこれを知ってるだけで、
10年分くらい時間をショートカットできてしまうレベルで重要な話です。

 

目次

算数の問題から生まれた違和感

この前電車に乗っていたら、
ドアの近くにとある学習塾の広告が貼られてました。

きっとあなたも一度は見かけたことあると思うのですが、
そこには某有名中学の算数の受験問題がのってました。

 

この問題をあなたは解けますか?
的なコピーが添えられた、まあよくある広告です。

 

イメージとしてはこんな感じ。


※これはあくまで広告のイメージです

 

で、一緒に乗っていた友人と何気なくその問題を眺めながら
暇だったので答えを考えてました。

 

しばらくして友人が
「あ!答えわかった!」と言うので
聞いてみると、確かにもっともらしい答え。

ただ私は数学(もはや算数)が大のニガテなので、
ぶっちゃけその答えが合ってるのかどうかが全然わからず。笑

 

だから、
「なんでその答えになるの?どうやって導けるの?」
って聞いてみたんですよ。

そしたら
「簡単じゃん、●●の公式使えばさー」
って言われたんですよね。

 

…なるほど、確かにその公式は、
いくら数学オンチな私でもわかるほど有名な公式です。

 

だけど、私はその友人の言葉にどこか違和感があって。

 

「そっかーなるほどねー」と
とりあえず答えたものの
その後もひとりで無言で考え続けること3分。

 

電車が一駅分くらい進んだタイミングで
私はようやく違和感の正体に気づきました。

 

 

「あのさーさっきの算数の問題の話だけど」

ともう一度友人に声をかけると
明らかにけげんそうな顔をしてこっちを向く友人。
(え?今更またその話?と言いたげな顔)

 

私が考え込んで話に時差が生じるのはいつものことなのでw
友人の表情は無視して続けました。

 

「確かに●●って公式あるけどさ、それ習うのって中学じゃない?
これって中学受験の問題だから、解くの小6の子だよね。
その公式使えなくない?

 

友人、無言。

 

「・・・確かに。じゃあわからん」

 

というこんなエピソードがありました。

 

私はこのとき、

あー。
「自分ができる」と「人に教えられる」ってまったく違う能力なんだよなあ。

と思いました。

 

どういうことか?と言うと、

確かに友人はこの問題を解くことができます。
脳内にある、中学校で習ったとある公式という知識を使って。

 

だけど、小6の子供が同じ問題を解けるように
教えることはできません。

彼自身は難なく問題を解くことができるのに、です。

 

自分はできているのに教えられない。

これってものすごくよくある事だな、と思いませんか?

 

名選手は名監督になれない?

例えばわかりやすい例をあげると、
こんな話も。

一般的に「名選手は名監督になれない」という定説があります。

 

これは、天才と呼ばれるスター選手が現役引退して監督になると、なぜかたいてい結果を出せずに終わるという話です。

もちろん例外もありますが、
一般的に多くのケースがこれにあてはまるという意味です。

 

逆に現役時代は無名の選手だった人が
のちに”名将”と呼ばれるほど監督としての才能を発揮するシーンも多くありますね。

 

スター選手たちは誰よりも
そのスポーツにかける思いも、
選手としての経験もあり、
輝かしい実績を残すほどの実力もあるのに、

それでも人に同じ結果を出させることはできない。

 

一体なぜなんでしょうか?

 

その答えは、

「自分がやる」能力と
「人に教える」能力が
根本的にまったく違う能力だからです。

 

さらにもうひとつ付け加えると
天才と呼ばれる人たちは「できない人の気持ちがわからないから」という理由もあるでしょう。

 

彼らは元々人よりできてしまったがゆえに、
他の人がなぜできないのか?
何につまづいてるのか?
を理解することができないのです。

 

それどころか時には
「なんでこんな事もわからないの?」
とさえ言ってしまう。

 

なぜこうなってしまうのか?

それは、その「できない」という状態を
彼ら自身が経験していないからです。

人は経験してないことは想像が難しいのです。

 

もっと身近な話で言えば、実はこれとまったく同じ現象が会社でも起こってます。

そうです。上司と部下ですね。

 

多くの上司は、自分が若いころにしてもらったようにしか部下に教育ができません。
自分が経験してないことは想像できないからです。

 

だからほとんどの場合
入社してスムーズに売れるようになったセンスの塊のような営業マンは
残念ながら売れる営業マンを育てることができません。

 

根性で飛び込み営業をしまくって成績を出してきた人は、
部下にも「たくさん飛び込むのが大事だ」と教えるし

義理人情を大切にして契約を取ってきた人は
部下にも「付き合いが何より大事だ」と教えます。

 

その方法が時代や、部下の性格に合っているかどうかは
考える余地もないのです。

だってそれ以外の成功の方法を彼ら自身が知らないからです。

 

 

ただ一方で、ごく稀にですが、確かに存在するんです。

自分もできて、なおかつ人にも教えられる上司が。

 

人に教えられる上司と、
人に教えられない上司。

その差って一体何だと思いますか?

 

本質を理解するとはどういうことか

それは「ものごとの本質を理解する力」があるかどうかです。

 

本質っていうのは、
「最も大事な根本の性質」という意味です。

つまりあなたが今見てる物の中で

最も大事な部分はどこか?
ということです。

 

この「最も大事な部分はどこか?」を理解する力があれば、
間違いなく上司も、そしてあなただって
人にものを教えて同じ結果を出させられる存在になります。

 

 

例えばあなたが上司から営業を教わるとき
「この商品はこう言えば売れるよ」という鉄板トークを聞いたとして

その言葉を一言一句丸ごと暗記するのと
「なぜそうすると売れるのか?」という考え方の部分を知るのとでは、

どちらが重要でしょうか?

 

これ即答できますか?

 

 

もし単純に言葉だけを丸暗記した場合。

じゃあもしその商品がなくなったらどうしますか?
違う商品や、転職した会社でも同じようにそれ使えますか?ってことです。

使えないですよね?

 

だけど、

そもそも人間にはこういう心理があるから
この商品のここを紹介するトークを使えば、より商品が魅力的に見えるんだよ。

という「考え方」の部分を知っていれば
たとえ商品や会社が変わっても応用できそうじゃないですか?

 

考えてみてほしいのは、
もしあなたが1つしか覚えられないとするなら
前者と後者どちらを覚えておきたいですか?

ってことです。

 

これが「最も重要な部分を見きわめる」すなわち、本質を知るということなんです。

 

 

どんなに売れるスーパー営業マンでも
どんなに有能なスター選手でも

「なぜ自分が成功したのか?」が明確に語れないのなら
それは本質を理解しているということにはなりません。

 

大人が簡単に解ける中学受験の算数を
小6の子供にもわかるように説明できるか?

狙ってものが売れる理由を
新人の営業マンにも再現できるように説明できるか?

 

これは、今言ったように本質を理解していれば
いとも簡単にできることです。

 

スター選手に習えば安心、ではない

人は目に見えてわかりやすい実績に惹かれます。

 

例えば同じスポーツを習うなら、
地元の小学校のコーチより
テレビで活躍するスター選手に習いたい。

そう思ってしまう気持ちは誰にだってあると思います。

だって一見後者の方が、
すごいテクニックを教えてくれそうだし、
その方がすごい自分になれそうだからです。

 

だけど、スター選手に習ったからと言って
そもそもあなた自身が基礎を身につけていなければ
どんなすごいテクニックを教えられても再現できません。

「基礎を身につける」という点においては
地元の小学生をたくさん教えてきたコーチに習う方が確実なケースだって大いにあるのです。

 

 

だからあなたが何かを学ぶ時っていうのは

その人がたまたま成功した人なのか?
それとも、本質を理解してる人なのか?

って視点を持った方が絶対にいいです。

 

一見すごそうな実績とかオーラに惑わされちゃダメですよ。

もちろん憧れたり目標にするのは全然いいけど、
それとこれとはまた別の話だってことです。

 

ただすごい実績があるから、
尊敬してるからって理由だけで
「その人からしか学ばない」って固執しちゃうと

もしその人が本質を理解できてない人だった場合、成長速度がどんどん遅れます。

 

ゴールに早くたどり着くのが目的なのに
尊敬する人に「私は歩いて行ったからお前も気合で歩け!」と言われたから、歩くのにこだわる。

本当は車に乗ったほうが100倍速いのに。

みたいなそんな感じです。
ハタから見ると。

 

確率的に言えば、

今結果を出していてもその裏側で
昔できなくて苦労した時代がある人ほど、
本質にたどり着いてる人が多いと思いますね。

 

もちろんその本質を
あなたが理解できる言葉に変換して、
言語化できているか?は見きわめが大事ですが。

話してて噛みあわない人や、
わからない言葉を何度も使う人は要注意です。

 

 

そういえばこれもよくあるのが、
真面目な性格の人ほど、
相手の話がよくわからないなってときに

「相手に問題があるんじゃなくて、自分の理解能力に問題があるんだな」
と思い込んでしまいがちです。

それも注意です。

 

もうハッキリ言えますが、
それは断じて違いますからね。

 

わからない人がわかるように教えられる人が本物なんですよ。

そういう本物を見つけることに時間をつかってください。

ただ自分の能力を責めてるだけでは
何も得るものがないし、
あまりにも時間がもったいないです。

 

100人に1人の本物になる方法

ちなみにこれは余談ですが、

最後にもうひとつだけ、
何かを学ぶときに劇的にレベルアップするコツを書いておきますね。

 

それは

「人に教えられるレベルになるまで理解する」

ってことです。

 

 

何かを新しく学んだら

それを全く知らない誰かにも理解できるように説明できるか?
を確認してみるんです。

 

そうやって勉強すると、
知識の吸収率がハンパなく跳ね上がります。

 

これができてる人って本当に少なくて
私の経験上、仮に100人いても1人いるかいないか程度です。

マジで少ないですよ。驚くほど。

 

 

人に教えられるってことは
つまり本質を理解するってことなので
何にだって応用できるようになります。

 

実際に、
私が24歳のときトップセールスになったり、

そのまま最年少で昇進して
部下を任せられることになったのも

「本質を理解してたから」。

つまり人に教えて再現できる力があったからです。

 

社会に出てたった2年の営業経験しかないのに

同じように2年間、
汗水垂らして必死に目の前の数字をやっつける営業だけをしてた周りの営業マンとは

明らかにグンと差がつきましたからね。

昇進するって意味で言えば、
10年分以上差がついたと思います。

 

 

ということで、

ぜひ最高の指導者から効率よく本質を学んで、
最速でレベルアップしましょう。

確実に人生逆転できますよ。

というお話でした。

 

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この記事を書いた人

人見知りで大人しく、どんくさい性格が
子どものころからの強いコンプレックス。

そんな自分を変えたくて営業マンになるも、
毎日上司に怒鳴られ「辞めたい」と悩む日々。

しかし、24歳のときひょんなことから
「自分の強み」に気づき
売上ビリから一躍トップセールスに。

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2021年に書籍化されて1万部超の大ヒット。

「強みを活かして自信あふれる大人を増やす」を
モットーに、講座運営や情報発信に力を注ぐ。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • できない人の気持ちがわかる

    それだけでも結構な強みになりそうですね!

    本質をしる。
    なかなか深いですが、探究していきます^ ^

    ありがとうございます♪

田村 文哉 へ返信する コメントをキャンセル

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