【Q&A】この強みでどう稼ぐ？強みを仕事にする方法

こんにちは、土谷愛です。

先日、著書『適職の地図』の読者様から
こんなご相談が届きました。

今は会社員ですが、
いずれ独立したいと思っています。

自分の強みを書き出してみましたが、
「稼ぐ」ことに繋がる強みの活かし方が
わかりません。

（40代・男性）


どのようにしたら、
強みを仕事にできるでしょうか？

（40代・女性）

今回は
「強みで収入を得る方法を知りたい！」
というご相談にお答えします。

お金を払うのはどんなとき？

結論から言うと、強みで収入を得るには

「自分の特徴は誰の役に立つのか」

を見つければOKです。


どういうことかを説明しますね。

強みを活かして収入を得たいという場合、
あなたにお金を払ってくれるのは
誰でしょうか？


お客さまですよね。

では、お客さまは普段
どんな時にお金を払っているでしょうか？

それはお客さまの
困っていることが解決される時や、
求めているものが手に入る時です。


普段わたしたちも、
こういう時にお金を払いますよね。

お客さまは、困っていること解決される時や求めているものが
手に入る時にお金を払う

ということは、あなたが考えるべきなのは

自分のできることが、
「誰の」困っていることを解決できるのか
自分は「誰の」求めているものを
提供できるだろうか

です。



あなたの強みは、誰かの役に立った時に
初めて「価値」を感じてもらえます。

そして、その「価値」に対して
お金をいただけるわけです。



これは副業・起業・転職・職場、
どの場面でも同じです。



今あなたが会社で仕事をしているなら
すでにこの構造が生まれています。

会社はあなたの労働力を受け取って
そこに価値があると判断しているから
お給料を払っているわけなので。

会社はあなたの労働力を借りて
・どんな困りごとを解決しているか
・何を生み出しているのか
を言語化してみるといいでしょう。

このように、
あなたはすでに自分の持っている「強み」を
お金に換えているわけですが、

昇進・転職・副業・起業などを通じて
さらに「強み」を活かして
収入を増やしたい！と思ったら、

自分の特徴は
「誰を助けられるのか」
「誰の役に立てるのか」
という視点で見てみましょう。



ただ、言ってることはわかるけど、
実際はどうやればいいの？

と感じると思うので、わたしのお客さまの
体験談をご紹介しますね。

強みを活かして稼いだ実例

体験談①経験を活かして、年収アップの転職に成功した事例

地方在住で、2人のお子さんを育てながら
フルタイムで働いていた女性。


もっと条件の良い職場に転職をしたいなと
思いながらも、

・30代後半という年齢
・転職に有利な実績や強みを持っていない
という理由から、転職を諦めていました。



そんな彼女が、自分の仕事について
振り返ったときに気づいたこと。


それは、スーパーマーケットや
コールセンター、営業職など業種は違っても

「ずっと最前線で
お客様と接する仕事をしてきた」

ということでした。

この時点では、彼女は
それ自体が「強み」になるとは
まったく考えていませんでした。

そんなある日、たまたま見かけた求人情報。



求人は事務職でしたが、内容は

・お客様からのお問い合わせ対応
・注文や発送などに関するお客様への連絡

など、「お客様対応ができる人」を
求めていることに気づきました。



彼女の特徴は
「15年以上もお客様対応をしてきた経験」

もしかして・・・
私の「お客様対応経験」という特徴は
この会社の役に立つ「強み」になるのでは？



そう考えた彼女は、未経験の職種でしたが
思い切ってこの求人に応募しました。

彼女には事務職としての経験がなく
事務スキルこそありませんでしたが、
面接ではお客様対応経験とスキルを
しっかりとアピール。

その結果、39歳・2児の母でありながら、
年収150万円アップの転職に成功しました。

さらに入社後、面接でアピールした
「お客様対応力」がしっかりと評価され、
初月から月給が2万円アップしたそうです。

「15年以上のお客様対応経験」という強みが
「お客様対応力」を求めていた会社の
役に立ったことで、

それまでよりも高いお給料をもらえるように
なった例です。

体験談②「今の自分にできること」を求める人に提供することで副業収入を得た事例

家計の事情から、
家にいながら副業で収入を得たいと
考えていた女性。


しかし、彼女は自己分析をしても
「収入になりそうな強みがない…」
と落ち込んでいました。



ある日、自己分析ワークシートを
振り返っていた彼女。


「そういえば、周りの人から時々、
字がきれいだねって褒めてもらえるな」
と気づきました。



「まさかこの程度では売れないだろう」

と思ったものの、他に選択肢も
思いつかなかったので、ダメ元で

オンラインでスキルを販売できる
Webサイトで「代筆サービス」を
販売してみることにしました。



「代筆サービス」とは、依頼者の代わりに
お手紙などを直筆で書くサービスです。



ところが、代筆サービスを出している人は
書道の有資格者ばかり。



「かしこまった完璧に綺麗な字」で
代筆している人がたくさんいました。


でも彼女は書道の資格を持っていません。


彼女が書けるのは
「普通の人が書いた、少し綺麗な字」
でした。


このままでは、他の出品者にはかなわない。
そこで彼女は考えました。
「私の字は、誰の役に立てるだろうか」と。

そして、代筆するのがファンレターだったら
どうだろう？と思ったのです。

ファンレターなら、
「普通の人が書いた少し綺麗な字」の方が
温かみがあっていいのではないか、
と考えました。

そして彼女は
「ファンレター専門の代筆サービス」
を出品しました。

すると、まさに
「ファンレターを書いてほしい」
という方がすぐに現れ、彼女の商品を
購入してくれたのです。



「少し綺麗な字を書ける」

という特徴を

「ファンレターを書きたいけど、
自分の字に自信がない」
と困っている方のために活かしたことで、
収入につながる「強み」に変わった例です。


いかがでしょうか？

自分の特徴は

「誰を助けられるのか」
「誰の役に立てるのか」

を考えた結果、
収入につながる「強み」に変わった例を
ご紹介しました。

強みで収入を得る3ステップ

最後に、今日お話しした
「強みで収入を得る方法」
を3ステップにまとめます。

【ステップ①】
自分の特徴を知って並べてみる


【ステップ②】
相手を知る・他人の特徴を知る


【ステップ③】
①②を突き合わせて、
「ここだったら手伝えそうだな」
と思ったことをどんどん提案したり
売ってみる。

それぞれのステップについて
少し説明を補足しますね。



ステップ①は自己分析です。

まずは自己分析をして、自分の特徴を
書き出してみましょう。

そしてステップ②
ここでは相手を知る行動をします。

転職だったら、転職先の特徴や仕事の内容、
求めているものを調べる。

副業だったら、世の中の人は
何に困っているかを調べる。
職場だったら、上司や同僚の人の特徴や
苦手なことを調べます。



最後にステップ③
②で調べた「他の人が困っていること」
「欲しいと思っていること」に、
自分が役に立てるかを考えましょう。

①で並べた自分の特徴を見て
「どの特徴を活かせば役に立てるかな」
と考えてみることが大切です。

そして、
助けられそうなポイントを見つけたら、
どんなに小さいことでもいいので
提案してみましょう。


今の職場で仕事を手伝うのでも、
転職活動の面接でアピールするのでも、
副業で商品を販売してみるのでもいいです。


この3ステップで考えていくと、
どんどん役に立てるポイントが
見えてきますよ。



ちなみに、わたしの著書

『特別なスキルがなくてもできる
月収＋10万円　こっそり副業術』

では、この3ステップを、副業において
どう実践するかを詳しく書いています。


自分の強みを活かして副収入を得る方法

を詳しく知りたい方は、
ぜひこちらも覗いてみてくださいね。

自分のちょっとした知識やスキルを
お金に換える方法や実例が学べます^^