「”ありのままの自分でいい”と思えません」にわたしが思うこと

今日はよく聞かれる質問に
わたしが思うことを書こうと思う。
ありのままの自分でいいよ!って人と、
ありのままの自分じゃ結果が出ないからダメ。って人がいます。
どっちが正解なの?って思うのですが、、
愛さんはどう思いますか?
というもの。
わたしはこれを
「ありのまま」論争と呼んでいる。笑
で、結論から言うと、
わたしは「ありのままの自分でいればいい」と思う派。
ただ、「ありのままの自分」の定義が、
わたしは人と少し違うのかもしれない。
今日はそんな話をしたいなと。
どちらにせよ「今の自分」は永遠に続かない、という話
そもそも忘れがちなことかもしれないのだけど、
「今の自分」って
一生続くわけじゃない。
だって。
今、健康に動く身体が、
数年後も同じように動く保証はない。
歳を取れば見た目も老いていく。
あと、「今好きなこと」が、
来年も好きだとは限らない。
こう言うと、もしかすると
悪い意味に聞こえるかもしれない。
でも、「今の自分は一生じゃない」というのは、良い意味でもそうだ、とわたしは思っている。
だってさ。
「今できないこと」が、この先もずっとできないとは限らない。
ってことでもあるわけで。
今の自分がどんなでも、
いくらでも変われるチャンスがある。
ってこと。
わたしは仕事柄、
「自己分析」を教えているので、
「ありのままの自分」を見つめる指導をしているんだけれど。
「それは、自分をいさぎよく諦める、ってことですか?」と聞かれることがある。
(冒頭のありのまま論争の到来である)
・・・え? そうか。
「ありのままの自分を認める=なりたい自分を諦める」
と思ってしまう人もいるんだなぁ、
とハッとさせられる。
でもわたしの答えはNO。
むしろ自己分析って、「自分を諦めないための行動」だとわたしは思っているんだよなぁ。
「ありのままの自分でいい」の真意
自己分析って、
今の自分を知るって、
「私はこういうタイプだから!これからも変わらないんだ!」
という諦めではないよ。
ただ、
「今の私はこうなんだ」
と知ることでしかない。
だからその後、
そのまま変わらずに戦うか?も選べるし、
どう自分を変えていくか?も選べる。
自分をちゃんと知った上で、
好きなほうを選べばいい。
「ありのままの自分でいいよ」と言うと、
「努力しない自分でいいってことですか?そんなの違うと思います!」
なんて反論されることがあるけど、
さっき言ったように、
「ありのままの自分」
=「”今”から1ミリも変わらない自分」
とは限らないんだから。
そもそも、
「こうなりたい」と理想に向けて努力する自分も
まぎれもなく「ありのままの自分」なわけで。
そこを否定する必要はないと思うんだよね。
だから、
もし自分が「変わりたくない」と思うなら、
今ある幸せを噛み締める自分でいればいい。
変わらないものを大切にする自分が
「ありのままの自分」なんだから。
だけど、
もし自分が「変わりたい」と思うなら、
変わるために努力する自分でいい、ってこと。
だってそれが「ありのままの自分」だから。
もう一度言うけど、「今の自分」は一生続くわけでもないし、「こんなもん」と諦めるものでもない。
何歳からだって変われるし、
変わっていい。
そんなふうにわたしは思います。
PS.
実はそんなことを伝えたくて書いたのが
昨年出版した著書『こっそり副業術』 だったのでした。
「ありのままの自分」の活かし方を、
お金の視点から説明している本です。
とても好評なのでよかったらぜひ。
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