キングコング西野亮廣『魔法のコンパス』レビュー。「なぜ?」と問いかけられる才能。

キングコング西野亮廣という男の才能とは?

こんにちは、土谷愛です。

お笑い芸人キングコングの西野亮廣さんが書いた「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」という本を読みました。

 

私はそれまで取り立てて西野さんのファンというわけではなかったけど、

じゃあなぜこの本を手に取ったか?というと、
帯にあった「ドキドキしながら仕事してる?」ってキャッチコピーが何となく気になって仕方なかったから。

 

何が書いてあるんだろう?と、
家に帰ってドキドキしながら一気に読みました。

その感想をシェアしますね。

 

目次

ドキドキ、時々ハッとさせられる43の話

この本を読みながらドキドキした理由は
短い言葉で、でも本質を突いてくる西野さんの語り口調にあると思います。

全部で334ページあるにもかかわらず、
だいたい1時間あれば読めてすんなり頭に入ってきます。

それくらい西野さんの表現は秀逸でわかりやすかったです。

 

全部で43個の小さなコラムのようなお話が並べられてるんだけど、私がとくに好きだったのは以下の4つの話です。

それぞれのコラム冒頭の一文と一緒に書いておきますね。

 

「2.僕は問いを持つ」

―ときどき「生きづらい世の中だ」と嘆いてる人を見ると、羨ましくて仕方がない。天然でボーナスステージに立ってんじゃん。

 

「11.勝てるところで勝つ」

―通知表でいえば「オール3」という状態が最も効率が悪くて、他の教科なんて「1」でいいので「4」を「5」にする作業をしたほうがいい。

 

「19.イジメの終わらせ方」

―そりゃ「イジメやめようぜ」ではイジメが無くならないわけだ。娯楽なんだもん。

 

「43.仕事になるまで遊べ」

―今後、親が子どもに言うのは「遊んでばかりいちゃいけません」じゃなくて、「仕事になるまで遊びなさい!」だね。どうやら面白い未来が待ってるよ。

 

どうですか?

どれも短いコピーながら
ドキッとさせられるような本質的な言葉が多いですよね。

 

つねに「なぜ?」と考えられることが才能

西野さんは、お笑いコンビのキングコングとしてデビューして有名になった後、

ここ数年ではなぜか絵本を作ったり本を出したり、
オンラインサロンを始めたりと何かと話題になっている人です。

 

「また西野がなんかやってる」的な感じで、
世間ではよくその「行動力」にスポットをあてて評価されることが多いけれど、

私は人生の中で問いを持つことに長けている人なんだなあ、

とこの本を読んだことで彼を理解しました。

 

本の中では

「なぜ箱根駅伝は面白くないのか?」から始まり、
「なぜ戦争がなくならないか?」
「なぜイジメはなくならないか?」など

かなりデリケートな話題にも触れてますが、

 

このように西野さんはとにかく「なぜ?」を頭に浮かべまくっているのです。

 

「なぜこれはこうなっているのか?」
「なぜこうじゃなきゃいけないのか?」

と、何をするにも自分の中で深く何度も問いかけることで答えを見つけて、

答えを見つけるから行動できる。

 

それが結果的に「行動力」として評価されるんじゃないかなぁと腹落ちしました。

 

つねに「なぜ?」と問いかける。

これって文字にすると
簡単なことのようにも思えるけど、

すごいことだと思うんです。

 

だって世の中、
ひとつのことに対して「なぜ?」っていちいち深く思考できる人がどんなに少ないことか。

 

もちろん、ある程度は思考も訓練できると思っています。

とくに仕事してる中では
「自分で考えるクセをつけよう」って言われることもよくありますから。

 

だけど西野さんみたいに、
訓練せずに苦もなく自然と

「これはなぜだろう?あれもなぜだろう?」って
いくらでも思考を巡らせることができるっていうのはかなり稀な才能じゃないかな。

 

そしてきっと、自分の強みがそこだってことを
彼自身が理解しているんだろうな、とも感じました。

その証拠に彼は本の中でも言ってる通り、
「勝てるところで勝つ」っていう思想を強烈に持ってます。

 

まさに私が普段から考えてることと同じなわけですが、

「自分の強みを理解して、世間の常識ではなく自分が勝てる土俵で楽しんで戦おう」

ってメッセージをこの本から読み取りました。

 

目的が手段になっていないか?

この本を読みながらふと思ったんですが、
いつの間にか「目的が手段になってる」人ってすごく多いと思うんです。

私も含めて。

 

例えば「家族を十分養えるくらいのお金を稼いで、家族と幸せに暮らす」ことが本当の目的なのに、
いつの間にか「正社員として昇進する」ことばかり考えてる人は多いです。

もちろんそれが悪いっていうわけじゃないけど、

 

でも「正社員として昇進しなきゃ!」と考えすぎるあまりに

上司からのパワハラに耐えてごますりをしてたり
ブラックな環境に自ら飛び込んで抜け出せなくなり、心身を病んでいく…

そんな人ってかなり多いんじゃないかなぁと日々感じます。

 

あるいは「幸せな家庭を作りたい」だけの人が
いつの間にか「ハイスペックな男性と結婚する」ことに異常にこだわっていたり。

 

昔の私だってそうでした。

婚活にはあまりこだわりはなかったけど、
22歳で絶望した奨学金450万円というプレッシャーから逃れたいために「もっと稼がなきゃ」って事ばかり必死で考えてました。

 

今思えば個人で稼ぐ方法なんて

会社員以外にも、
働きまくる以外にも他にいくらでもあったんだけど

「営業で一番売れ続ける」とか
「どんどん昇進して給料をあげる」とかばっかりに意識が向いてしまって、

体を壊すまで「この働き方では健康じゃいられない」ってことに気づけなかった。

 

もしそういう時に

「なぜこれをやってるのか?」
と原点に立ち返る思考力があれば、

人生をもっと楽しく過ごせたのかなあと感じてます。

 

ちなみに西野さんのこの独自の
「なぜ?」「どうしたら?」
という視点はかなり面白くて、
彼が出す本は毎回めちゃくちゃ売れています。

 

今まで単独で出されてるビジネス本はこの3冊。

上から順に2016年、2017年、2018年に1冊ずつ出されてます。

 

 

 

※2018年11月(つい最近)に発売した「新世界」という本は何とつい先日から全文ネットで無料公開されています。

ここから読めるので今のうちにどうぞ。

 

 

私はこの新世界も含めて、
西野さんが出した本は3冊とも全部読みましたが、

個人的には今回紹介した「魔法のコンパス」がダントツで面白かったですね。

 

他の2冊はお金の話が多いけど、
魔法のコンパスにはそれ以外も含めて幅広く西野さんの核の部分がいちばん書かれてるように思います。

気になった方はぜひ読んでみてください。

 

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この記事を書いた人

人見知りで大人しく、どんくさい性格が
子どものころからの強いコンプレックス。

そんな自分を変えたくて営業マンになるも、
毎日上司に怒鳴られ「辞めたい」と悩む日々。

しかし、24歳のときひょんなことから
「自分の強み」に気づき
売上ビリから一躍トップセールスに。

27歳で退職し「売れる強みの見つけ方」を
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2021年に書籍化されて1万部超の大ヒット。

「強みを活かして自信あふれる大人を増やす」を
モットーに、講座運営や情報発信に力を注ぐ。

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